« 朝っぱらから、林檎の「同じ夜」を聴きながら…… | メイン | 日曜日にアタイの耳を通り過ぎた言葉…… »
2004年11月22日
髭と口紅とバルコニー
朝、息子がトイレのなかでうたってました。
流行遅れの 恋の歌 今も君は口ずさむ
季節はずれの風が吹く 冷たい墓の上に
「それ、なんの歌?」と彼が訊いたら、
「恋の歌」と答えやがった。
鈴木慶一とムーンライダースの『火の玉ボーイ』というアルバムのなかに入ってる曲です。
『火の玉ボーイ』が発売されたのは1976年の1月……。
布団のなかで「悲しくてやりきれない」を口ずさんでるし……いやいや、いろんな曲流してるんですよ、でも、ビビッと反応するのはこの系統なんですよ。
毎月、『鉄道ジャーナル』『鉄道ファン』『Rail Magazine』の3誌を購読してる<小鉄ちゃん>でもあるんですが、半年ほど前から『鉄道廃線跡を歩く』という本を読み漁り、いまは亡き電車の面影に思いを馳せているようでございます。
バレエ、懐メロ、廃線探訪……どんなんになるんかいねぇ……。
そうそう、口内炎3号、4号とつづけて出没。
要は、敗けてるからだろう、とさっき走ってきました。
勝ちたいとは思わないけど、敗けるのはイヤだ。
自分のことを「敗者の美学」だなんて言葉で正当化するのはイヤだし、他人のことを「負け犬の遠吠え」だと嘲笑うのもイヤだ。
生きている限り、闘いたい。
わたしは、参加することに意義がある、なんて言葉は大嫌い。
努力した、がんばった、辛かった、疵だらけ(ほら、見て、この疵!!)、
なんて泣きごとをいったら口が腐るし、耳が腐る、とまではいわないけれど、そんないいわけを聞く耳は持ち合わせていない。
てなことをいうと、
「柳さんは強いひとだから……」
とみんなあとずさっていく。
でも、いつから、強い、ということが貶し言葉になったんだろう。
みんな、弱さに魅かれるから、
わたし、弱いの、ほら、こんなに脆いのよ、
とわざと羽を引き抜いてうめいて見せるひとが増えていく。
わたしなら、羽を1本残らず毟りとられたって、
全力で助走して、断崖の上から飛んでみせる。
で、見事落っこちたとしても、敗けたことにはならない。
ファイト!!
投稿者 柳美里 : 2004年11月22日 15:26
コメント
丈くん、「ええ味」出しまくりですね。
そして、美里さんの「太い言葉」、勇気づけられます。
投稿者 rf : 2004年11月22日 15:39
美里さん、
強い人。私もよくそう言われます。
母は父の事で、延々同じ愚痴を繰返し、
もう〜、いい加減にしようよ〜、
私を見なさいよ、生き死にが、かかって
るんだから、と言うと、Yは強いから、
この一言で切り捨てられます。
そういう母は、弱いんだから、
守ってよ、と主張しているらしい。
私が人には知られずに泣く、という事が
想像出来ないみたいです。自分の病気の
事で泣くのはなく、こんな母親で、娘が
可哀想だな〜と思って泣くのですが。
強い人、強い女。夫もそう思ってるらしい。
ある人から敵にまわすと恐い、と冗談半分で
言われたので、夫にそう言うと、俺もお前を
一番、敵にまわしたくない、と言われました。
確かにいつも味方という訳ではないですが、
必要とする時は、どんな時も味方でいたい
とは思っているのですが。
女性は少しくらい弱さを装うくらいが
可愛いと思われているのかしらね。
若い頃から、男性の前でも態度が変らない
ので、同年代の男性からは受けが悪かった
かも、です(苦笑)。
投稿者 Y.M.H : 2004年11月22日 15:53
そうそう!を連発しながら読みました(笑)。
まず口内炎。口内炎が口内炎を呼ぶんですよね、何故か。で、治って来たかと思うと、また同じ所を噛んで
復活させてしまったり。体質が口内炎用になってしまってるんだな、と思います、そういう時。柳さんの言うように、気力!です。
”勝ちたいとは思わないけど、敗けるのはイヤだ。”「敗者の美学」「負け犬の遠吠え」等々、全く同感です。
読んでて嬉しかった。勇気づけられます。
投稿者 楓 : 2004年11月23日 01:38
こちらに書くのは初めてです。私もこの日記が大好きで、週に一回ぐらいガーっと拝見させていただいてます。
「参加することに意義がある」って、私も大嫌いです。努力した自分も認めるけど、失敗した自分も認めて反省し、次こそ絶対に失敗しないやり方でトライします。泣き言は自分も大嫌いなので言いません。
私は、柳さんとちがって気弱なので、強そうに見える人に憧れています。
投稿者 田中 : 2004年11月23日 17:30