青山ブックセンター六本木店へ向かう直前の柳さん
俺はただおまえと やりたいだけ
やりたいだけ…… (THE ROOSSTERS「恋をしようよ」作詞:大江慎也)
特徴ある品揃えで、多くの作家や編集者、読者の支持されてきた青山ブックセンターの営業中止(7月16日)のニュースは驚きをもって迎えられた。その後、日本洋書販売(洋販)によって青山ブックセンター本店と六本木店が9月29日に営業再開された。
そんな青山ブックセンター復活記念として、2004年10月7日午後7時から六本木店でエンタクシーサイン会が行われた。
青山ブックセンター六本木店(以下、ABCと略)の店内に流れる大江の声は、まさに痛快であった。
いちばん奥のスペースに設けられたサイン会場の周りには、今季エンタクシーの表紙を拡大したポスターが貼られ、
まさにその夜のABCは大江一色に染まっていた。
整理券
サイン開始の10分前の控え室には、エンタクシー編集同人の福田和也氏、坪内祐三氏、柳さんが「4人が集まるのは本当に久しぶりですね」と談笑し、かたわらではエンタクシー編集長の壹岐真也氏が焦っている。どうやらリリー・フランキー氏が遅れているようで、どこかに迎えに行ってしまった。
「エンタクシー」編集長の壹岐さん、お気に入りのシャツを着ての登場
サイン会開始時刻になり、3人は控え室を出て、いざサイン会場へ。
そこにはな・ん・と、リリーさんの姿が! おー、カッコイイ、と密かに胸をときめかせつつ、はじまるサイン会。
左から、坪内さん、福田さん、柳さん、リリーさん、と席順が決まり、表紙にどんどんサインをしている様子を、私はそっと影ながら応援しつつ、写真におさめてみました。
左から、坪内さん、福田さん、柳さん、リリーさん
ふと、大江一色だったABCが、編集同人の4色に塗り替えられていることに気付く。明らかに、店の奥から異様なオーラが舞っている。そして思わず、福田さんと、目が合った(ような気がした)。
すべてを見透かすような、直線的な視線に、ドキリとする。すべてを、見ているのだ。
あ、坪内さんも、見ている。しかし、このふたりが並んでいると「文壇アウトローズ」にしか見えない!(※福田、坪内両氏は雑誌「SPA !」にて対談を連載中である)
リリーさんは、懇切丁寧(という言葉がよく似合う)に、読者とコミュニケーションをとっていた。
柳さんは、福田さん・リリーさんに挟まれ、やや緊張気味の面持ち。時折、4人で交される会話に一同笑いながら、しっかりと読者とコミュニケーションをはかる4人の細やかさ、機微にとても心地良い気分にさせられつつ、1時間は、あっという間に過ぎ去ってしまった。
「では、これにて終了とさせていただきます」
Text&photos by 村上朝晴
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